あーなんでウチの子はこんなに反抗的なんだろう。
あーなんでウチの子はこんなに甘えん坊なんだろう。
あーなんでウチの子は集団に馴染めないのだろう。
パパママであれば、こういう悩みはつきないでしょう。
まずは、こういう悩みを持っている時点で100点です。
なぜなら、お子さんをより良くしようとする
気持ちを持っているからです。
まぁいいや、うちの子だから
とあきらめてしまうのは寂しい話です。
まぁしょうがないか、私の子だから
と遺伝のせいにしないでください。笑
今回は、そんなパパママに
教育心理学者であるサイモンズが提唱した
親の養育態度と子供の性格の関係性について
お話ししたいと思います。
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注意点
説明をする前に
いくつか注意点をお話しします。
親によって養育の仕方が異なるのは当然
子育てにマニュアルはありません。
そして見本もありません。
上手くいっている人の真似をして
上手くいくとは限りません。
だからこそ、色々試してみることが大切です。
自分の養育態度を客観視するきっかけにする
自分がどのような養育をしているのか
自分で気づけるのは至難の業です。
だからこそ、このような機会に客観的に見直して
修正すべきところは修正したり
試せるところは試したりすることが大切です。
これができる人が、“いい”指導者となります。
自分を否定しない
教育・子育てに正解はありません。
むしろ失敗の連続です。
だからこそ、指導者(親)としての姿や態度を
否定してはいけません。
でも、失敗を繰り返し
指導方法をアップデートし続けたり
新たな指導方法に挑戦したりすることが大切です。
「私はこういう指導しかできません!」
「私はこういうやり方なんです!」と
おっしゃる人もいますが、
それはとても危険です。
自信と過信は違います。
サイモンズ理論
サイモンズという心理学者が
1939年に、親の養育態度を
「支配」⇆「服従」
「受容」⇆「拒否」
の2次元で表し、
大きく4つの型に分類しました。
そして、その型によって
子どもがどのような表れをするか
つまり、性格が形成されるかを発表しました。
この著書では、
親の養育態度⇨子供の性格
という流れで説明するのですが、
今回はあえて
子供の性格⇨親の養育態度
という流れで説明します。
これは私がよく親御さん向けの講演などで
行う手法です。
自分で自分の養育態度を客観的に捉えるのは
非常に難しいからです。
「あなたはどの型ですか?」
と聞いて、答えられる方は多くいません。
むしろ、子供に対して甘やかしすぎている人に限って
実はそう感じていないものです。
子供の性格一覧
まずは、子供の性格一覧を
8分類して掲載します。
自分のお子さんや
自分のクラスの子供たちなどと
照らし合わせてみてくださいね。
※もし関係ない人はとばしてください。
A
■社会化
■服従的で従順
■大人の顔色を伺う
■自発性低い
■消極的
B
■幼児的
■依存心が強い
■神経質
■嫉妬心強い
■集団になじみにくい
C
■感情安定
■思慮的
■好奇心がある
■親切
■神経質ではない
D
■自己中心的
■反抗的
■忍耐力低い
■日課や規則を守れない
E
■不従順
■無責任
■不注意
■乱暴
F
■攻撃的
■警戒心が強い
G
■注意を引こうとする
■落ち着きがない
■反社会的
■冷淡
■神経質・不安・劣等感
H
■逃避的
■不安・神経質
親の養育態度の分類
サイモンズは親の養育態度を
「支配」⇆「服従」
「受容」⇆「拒否」
で表しています。
そして上の図のように
大きく4つにカテゴリー化しました。
ここで、自己評価できる人はやってみてください。
①支配的か服従的か
②拒否的か受容的か
残忍型(支配的で拒否的)
分かりやすく言うと、
この最上級が虐待です。
過保護型(支配的で受容的)
子供を過剰に受容し、
態度としては支配する親のことです。
子どもが失敗しないように
全部先回りしてやります!と言う方はここかも。
甘やかし型(服従的で受容的)
子供を過剰に受容し、
態度としては服従する親のことです。
基本、子供の言う通り!と言う方はここかも。
無関心型(服従的で拒否的)
子供を拒否しながら
態度としては服従する親のことです。
この最上級はネグレクトです。
さぁ皆さんどこですか?
極端に当てはまる方は少ないかもしれません。
ここに近いかな〜と言うくらいでOKです。
親の養育態度と子どもの性格
子どもの性格から考えた皆さんは
これを見て
「あ〜私少し甘やかしすぎてたかな〜」とか
「あ〜俺、少し厳しくしすぎてたかな〜」とか
思ってくれることで十分です。
当然、この真ん中
つまり全てのバランスが完璧な養育態度が
いいとされているのですが
正直、そんな人はいないでしょう。
子育て・教育はそんな簡単なものではありません。
日によっても違うでしょうし、
第一子、第二子でも違うかもしれません。
だからこそ、
自分を客観的に見て
少しで良いので、修正する心が大切なのです。
まとめ
子育て・教育に教科書はありません。
では、どのように子育てや教育をしているかというと
自分が受けた子育てや教育を
無意識のうちになぞっているのです。
無意識でやっていることを
客観的に見て
どれだけ意識化できるかが重要です。
だからこそ
できる限り意図的に指導したり
関わったりすることが大切です。
教育心理に興味が湧いた人は
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