初任者教員必見‼︎学級開きにはこれ言っておけば完璧‼︎テンプレートあり

先生

初任者の皆さん、若手の皆さん、こんにちはそぶ先生です!


●30代小学校教員。人事評価は最高のSS。
●30歳で指導主事に。3年間指導主事を経験。
●教育論文で2度受賞経験あり。
●2児(男×2)のパパ。子育てって難しい!
●趣味はスポーツ観戦と子育て

今回は、1年の中で最も大事な日と言っても過言ではない、“初日”について書きます。
台本(テンプレート)もあるので、忙しい先生はそこだけ持っていってくださいね!

初任者の皆さんは、ドキドキワクワクでいっぱいでしょう。
初めての人事異動の先生も、ドキドキワクワクでしょう。

ただ、舞い上がりすぎて、初日何話したか覚えてません!では危険です。
少なくても、この初日は、「これだけは話しておきたい!」という内容を準備していく必要があります。話し方まで含めて準備・練習していってもいいくらいです。

教員にとっては、初日は勝負どころです。
営業の方々が一大プレゼンをするようなものです。この1時間で契約を取れるかどうかというときは
内容を何度も確認し、何度もプレゼンの練習をするでしょう。
教員も同じです。
新年度でドキドキワクワクしているのは子供たちも同じです。
「明日から楽しそうだ!」「何だかワクワクしてきた」と思うか
「明日からつまんなそー」「この先生ちょろそうだぜ」と思うか
その空間にいる全ての人にとってこの1年を占う大事な時間なのです。

僕は話すのが得意だからと言って、
準備なしで突入は絶対にやめてください。

登校初日は無茶苦茶忙しい!まずはスケジューリング!

登校初日は思っている以上にやることがたくさんあります。

特に配布物は大量にあります
しかも、分け方があったり、全員配布か実家庭配布かとかの指定もあったりします。
ベテラン教員でも、顔と名前が一致しない初日ですのでスムーズに進みません。
もし個人情報が入っているものを配布する場合は絶対に間違えないように注意してください。

ですので、まずはあなたの学校が、どういう時間割でやるのか確認して
スケジューリングをしましょう。

例:3時間授業の場合

8:00 始業式・新任式 
※ここはまだ教室には行きません。新規採用教員の人は全校の前で簡単な挨拶がある可能性があります。ここで担任発表をする学校も多いです。
8:20~ 1時間目
 自己紹介!ファーストインプレッション!
 子供たちの名前確認(呼名)

9:15~ 2時間目
 先生が大事にしたいこと
 
10:10~ 3時間目
 配布物や回収物の確認
 時間が余ったら…

11:15 下校
 時間厳守!何分から教室出させてOKかも確認しておくと良いです。
 ギリギリではなく少し早めにするといいですね。

登場!そして、最初にすべきことは挨拶! 

さぁいよいよ教室へ向かいます。
どの先生もドキドキしながら教室に入ることでしょう。

私は5年生から6年生へ持ち上がった時は、笑いをとって登場しましたが
基本的にはウケ狙いは要りません。
堂々とそして爽やかに入っていくことが大切です。

そもそもあなたの服装はOKですか?
(これについては別記事で。)

おどおどしている、暗い、怖いは絶対に避けたいですね。

さぁあなたの授業が始まります!
授業の始まりなので、挨拶から始めましょう。
学校の挨拶の仕方に沿って挨拶をします。
ここの挨拶をきちんとすることも大事です。
もし、ダラダラと挨拶をするようであれば、「もう一度やろう!」とはっきりと伝えます。
叱る必要はありません。もう一度やるのです。
必要以上に大きな声で挨拶するヤンチャな男の子を全力で褒めてあげるのもいいでしょう。
場が温まりますし、ほめるときに「○○さんさすが」と名前で呼ぶと、
「おっ何で先生俺の名前知ってるの?」となって、これもいい効果を生みます。
意外とこの始業の挨拶が学級崩壊を防ぐアイテムでもあるので大切です。

あっ、この先生はこういうスタンスなんだと、子供たちに暗に気付かせます。

自己紹介

 さぁ自己紹介です!
 これは、皆さんの持ちネタがあるでしょう。
 必要以上にウケ狙いをする必要はありません。
 笑いを取ることとインパクトは違います。
 時々初任者で、子供たちの笑いを取ろうと必死になって
 結局何だかふわふわした若者が来たなぁ…
 つまり、「頼りない」「元気がいい」という印象しか残らないことがあります。
 大事なのは、親近感ではありません。
 とにかく堂々と爽やかにやれればOKです。

 子供たちは頼りなさそう、暗い、怖いを極端に嫌います。
 初任者で緊張してうまく話せないのは問題ないです。
 自信がない人は練習をしていってくださいね。

 子供たちが家に帰って、お父さんお母さんに
 ①先生の名前 ②先生の印象 ③先生の紹介が少し
 できればいいでしょう!

子供たちが、明日も楽しみだな〜と思うこと
親が、子供がなんだか楽しそうで、明日も行ってくれそうだな〜と思ってくれれば今日は合格点!

ただいま〜お母さん、担任の先生「そぶ先生」だった!
運動できそうで優しそうな先生だった!
サッカーが好きで、ブロッコリーが嫌いなんだって!

1年間の全ての根幹となる指導方針

さぁ、初日の最重要場面がやってまいりました。

この時間では、子供たちに「これだけは絶対にやってほしい!」という内容を
端的に分かりやすく伝えられるかが大事です。

これは企業の社長さんでも、市長さんでも、同じことでしょう。
新しく就任した方がどのような方針で進めていくのかはとても重要です。

学級経営の核になる部分です。

大きく分けると2つ話す必要があります。

①目指す児童像・学級像
  こういう子・学級にしたい(なってほしい)
  これを頑張ってほしい           等
②これだけはやめてほしいということ
  「私はこれは許さない」ということ

①目指す学級像について
これは、今後、学級目標を子供達と共に考えていく土台となるものです。
これは先生が考えるものではなく、子供が考えるものだと言う先生もいますが、
何にもないところから子供が考えるのは難しいです。
会社にはそれぞれ理念や社訓があったり、
学校でも校長先生が示す目指す学校像や経営目標があったりするのと同じです。

例えば、そぶ先生は

☆とにかく全員が楽しく学校に来てほしい。そのためには、人を思いやる心を持ってほしい。
 誰一人欠けてはいけない。だから一人が困っていたらみんなで助けるような学級になってほしい。

☆いつでも失敗を恐れずチャレンジできる子たちになってほしい。失敗しても仲間がいる。仲間が助けてくれるし、励ましてくれる、そう思える学級になってほしい。


こんな感じで話します。ここは熱くいきたいですね!
数年経験した先生は、前年度担任から聞いた子供たちの雰囲気や学年風土を参考にして
決めるのもいいですね。

②これだけはやめてほしいということ

これは許さない!ということを初めに子供と共通理解しておくことは非常に重要です。
私は、これについて、毎年同じことを話しています。
学年に応じて言葉は変えますが、言いたいことは同じです。

私は、基本“やさしい”先生です。正直叱りたくはありません。学校は楽しいところですから、叱らずに笑顔で毎日過ごしたいと思っています。
(例えば、人間忘れてしまう生き物ですから、忘れ物をしても、私は叱りません。)⇦これについては先生方の教育観に応じてお願いします。
でも、そんなそぶ先生も、叱る時があります。叱ると怖いとよく言われます。
でも大丈夫。今からそぶ先生が叱る3つのことを先に皆さんに伝えておきます。
これさえ守れば大丈夫なのですから、安心でしょ?
だからよく聞いていてくださいね。
①いじめにかかわること
これは、絶対に許さない。「いじめにかかわること」だから、いじめにつながるような、いじわるとか悪口とか仲間を大切にできないことも同じ。もし、している人を見つけたら絶対に止めてくれ。されたら私に相談に来てほしい。私は間違いなく助けるから。
②命にかかわること
これも、許さない。命にかかわることなので、咄嗟に大きな声が出るかもしれない。ハサミを振り回しているとか、窓から身を乗り出しているとか…。命は絶対に守らなければならない。友達を傷つける行為、自分を傷つける行為は絶対にダメだよ。
③ずるいこと、嘘つくこと、ごまかすこと
失敗は全く問題ない。むしろたくさんしてほしい。失敗をたくさんして、次こそはって頑張るから成長する。みんながそうやって頑張っていたらすごく輝く学級になると思う。
でも、ずるをしたり、嘘をついたり、ごまかしたりすることは人として美しくない。
さっき、私は忘れ物をしても叱らないと言ったよね?人間は忘れてしまう生き物だから、その失敗は構わない。でも、忘れたことをごまかしたり、忘れてしまったのに何も反省せずに次も忘れてしまったりすることはよくない。そういう人は成長しないと思う。だからするをしたり、嘘をついたり、ごまかしたりすることはやめてほしい。

さぁ皆さんも、いい初日を過ごして
いいスタートを切ってくださいね!

初日で一年の半分は決まると言っても過言ではありませんよ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました