こんにちは!そぶ先生です!
ねぇ…ゲームやっているけど、宿題やったんでしょうね?
まだでーす!!今やろうと思っていたんだよ。大丈夫!今日簡単だから〜
ごちゃごちゃ言ってないで、早くやりなさい!!
世の中のパパ・ママの中には、“宿題”について悩みを抱えている方は少なからずいると思います。
自分から宿題をやってくれない。
テキトーにやっているけど、これでいいの?
学童で宿題をやってきてほしいのに、やってくれない。
仕事から帰ってきて宿題を見たら間違いだらけで愕然とした。
そもそも宿題を見てあげる時間がない。
世の中の先生もこういう相談をパパ・ママにされることがあるのではないでしょうか。
そもそも宿題って何だろう?
あなたは何のために目の前の子供に、「宿題をやりなさい!」と言っているのですか?
宿題ってなあに?
宿題は、学校で教師が子供たちに課す自己学習の課題全般を宿題と呼ぶ(そうです)。
復習を主に出している先生方が多いのではないでしょうか。
つまり授業の補填をしているわけですね。
例えば、計算ドリルを購入し、今日やった内容のページを再度行ったり
漢字を覚えるために、書き取り帳に漢字を書いたりする課題を出す先生が多いのではないでしょうか。
復習(反復)という作業は、学習する上で非常に重要な作業です。
(これについては別記事にて説明します)
勉強に限らず、運動においても、仕事においても、何度も繰り返していくことで
「覚える」「身に付く」「無意識にできる」などといった状態になっていきます。
ということは、それが「目的」になるわけですね。
その目的にそって指導していますか?声掛けしていますか?
そもそもあなたのお子さんは、その目的でOKですか?
手段を目的化しない
一番危険なのは、宿題をやらせることを目的にしていることです。
確かに、与えられたものを確実にやって提出することは、社会に出て大切かもしれません。
だから、私は答えを写して出すこともある意味賢い方法だと思っています。
ただ、あなたはお子さんにどういう力を身に付けさせたくて、その声掛けをしていますか?
つまり、あなたのお子さんに身につけたい力を改めて明確にしてほしいのです。
先生方も同じです。学級の子供たちにどんな力を身に付けさせたいのですか?
そのためにはその宿題内容が適切ですか?そしてそのやらせ方で適切ですか?
例えば、こんな声掛けをよく見かけます。
書き取りを丁寧に書きなさい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全部消すからもう一度やりなさい。
このママ(先生)は、子供に「丁寧に文字を書く」という力を身に付けさせたいという目的のための声掛けになります。
逆に言えば、「漢字を覚える」という目的のための声掛けとしては適切ではありません。
もし「漢字を覚える」という目的を達成させたいのであれば、別の声掛けや方法があるでしょう。
例えば、ふりがなを書いた後に漢字テストのように書いてみることもいいでしょう。
極端に言えば、雑でもいいのです。雑にでも5ページやった方が覚えるでしょう。
どちらが正しいということではありません。
大人がきちんと目的を明確にして、それにあった手段を選んでいるかが重要なのです。
改めて言います。だからこそ、「宿題をやらせておけばいい」は、全く価値の薄いことなのです。
それどころか、「宿題やりなさい」は、その子のやる気を奪ってしまうのでマイナスになることさえあります。
そぶ先生が考える、家庭学習で大事なこと
それでは、小学校段階での、家庭学習では何が大切なのでしょう。
それは、
学習習慣を身につけること
もっと分かりやすく言うと、
レベル1(低学年までに)
自分で机に向かう
決められた時間、机に向かっていられる
決められた時間、机に向かって何か取り組める
決められた時間というのは、
おおよそ学年×10分+10分が目安と言われています。
つまり1年生では20分、2年生では30分、3年生では40分…ということになります。
低学年のうちにこの土台作りができていないと、
小学校高学年、中学に行って大変苦しい状態になります。
大きくなればなるほど、多くの量の学習を、忙しい中で時間を見つけてやらなければなりません。
だからこそ、小学校高学年になった頃には、
「1時間くらいは机に向かうのは当たり前」という状態で、どう効率的に学習をしていくか、どう優先順位をつけていくか、軽重をつけてこなしていくかを考えていくことが重要になります。
小学校高学年になって、大量の学習がある中で、15分くらいしか集中できないとか、自分から宿題すらやってくれないと思うとゾッとしますね。もしかしたら、スポーツやピアノ、その他の習い事もある子も増えてきます。
しかしながら、このような相談を多くの親御さんから多く受けてきました。
そういう時は、ここからもう一度やるしかありません。
もう手遅れ?いやいや少しずつやればいいんです
先生、学習習慣を付けさせるために具体的にどうすればいいんですか?
まずは、スモールステップを意識しましょう。
時間・内容ともにです。
つまりまずは、10分間机に座っていればOKです。
お子さんが5年生でも、それで褒めてあげてください!
すごいね!って褒めてあげてください。
できたら次は
「20分間にする」もしくは「座っているだけではなく勉強っぽいことをする」です。
勉強っぽいものって?
例えば小さな子なら塗り絵でもいいでしょうし、書店で買った好きな本を読んでもいいでしょう。
いやいや、別に大きな子達でもこれでいいんです。
机に向かうこと、机に座っていることが苦でなくなるまで、
机に座っていることが当たり前になるまで続けていきましょう!
これを年中さん、年長さん、1年生、2年生…と続けていくことで自然と身についていきます。
当然できない日もあるでしょう。
その時に叱ってはいけません。
あくまでも、その場所は、「楽しいことができる場所」なんです。
叱ってしまったり、強制的に行かされてしまうと、机が「嫌な場所」となってしまいます。
それは一番避けたいことです。
何なら楽しくできるかな?というのは親御さんの腕の見せ所です。
お子さんの好きなものを聞いたり、一緒に選んだりしてみてください!
でも、なかなか仕事をしながら、そんなことできません!と言う方は
アフタースクール(民間の学童保育)では、学習サポートまでしてくれるところが多いです。
ぜひ検討してみて下さい!
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